【売上UPには売れて儲かる分類から】
商売をする上で、売上も大切ですが、もっと大切なのは荒利益高ですよね?
儲けが残るようにしなければならないからです。
先ずは、部門(もしくは中分類)ごとの売上と相乗積を出します。
相乗積=構成比×荒利益率 です。
表1
分類 部門売上 構成比 荒利益率 相乗積
A 300 30% 5% 1.5%
B 200 20% 0% 0.0%
C 300 30% 15% 4.5%
D 200 20% 25% 5.0%
合計 1000 100% 11.0%
これを行うことでお店全体の売上における部門もしくは中分類の売上高構成比と荒利益、全体の荒利益率を把握できます
に何かを改善していくことでしか売上も利益も伸びないわけですが、
例えば先ほどの表1の例で言えば、僕だったら、
まずは分類Dの売上UPを狙って行きます。
分類A、Bの荒利益率の改善をしていくよりも
先にDの売上を伸ばして行ったほうが効果高いです。
利益を伸ばすのは難しいです。
仕入れ交渉ができない限り、値上げをしていかなければならなくなりますので、
優先順位からは外します。
もちろん、ジャパネットタカタのようにいろんな商品を組み合わせて、
利益率改善をすることもできますが、
「今すぐ改善」はしにくいですからね。
まずはすぐ動けるところから改善します。
分類Dの売上を上げるために、もっと具体的に言うと、
荒利を5%下げてでも売上構成比を30%以上にしていきます。
相乗積は1%以上改善になります。
他の分類の売上構成比が下がるので、数値改善はしやすいです。
どこかをいじればどこかの数値が変わるのが相乗積なので、
若干注意が必要です。
今回の場合、分類Cの売上と荒利は横ばいを目指します。
分類A,Bの売上構成比は下げていきます。
意図的に数値を上げ下げしていきます。
分類Dの売上構成比を上げることを決めたら、
次に分類Dも単品レベルで相乗積を出して行きます。
そうして売れて儲かる商品を“発見”していきます。
長く商売していると、売れてるけど儲かってない商品を量販していたり、
対して売れていない商品を売れていると勘違いしたりしていたりします。
自分のカンは捨てて、数値で判断するようにします。
分類Dの中には、表1の分類Dのようにそこそこ売れてて儲かる商品があったりします。
その単品の売上を上げていき結果的に、商品構成を上げていくことを狙います。
行動レベルで言えば、売れて儲かる商品のPOPをつける、
関連販売をする、陳列スペースを増やす(フェースを増やす、展開場所を増やす等)、
組み合わせでお買い得になるようにする等プロモーション活動を行って行きます。
売上と荒利という単純な組み合わせですが、優先順位を決めたり、
具体的な戦術は生まれてきます。
ぜひやってみてください。
全部をやろうと思わないでくださいね。
まずはじめに全体の分類別の相乗積を出したら、
次に手をつけるのは改善したい領域です。
今回の例で言えば分類Dです。
それ以外はとりあえず放っておきます。
分類Dで何をどれくらい売上UPさせると全体の売上と利益が改善されるのか?
をシミュレーションします。
あとは、それを実際にやってみて、結果が予想通りになったかどうか?
次の一手は何をするのか?を考えていけば良いのです。
どの分類、どの分野に力を入れていったらよいか?
はこれからの市場性もありますが、
まずはお客様が行動してくれた結果=販売実績に忠実になってみるところから
はじめてみましょう。
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株式会社 エリアワン
代表 今泉 武史
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