こんばんは。小さな会社・小さなお店のコンサルタント
株式会社エリアワンの今泉武史です。
サントリーがペットボトル商品値上げしますね。昨年12月にコカ・コーラが6~10%の値上げを発表してましたので、それに続く形です。
この先飲料をはじめ食品関係の値上げラッシュが4月5月にありそうですね。
2019年秋には消費税増税が待っているのですが、この消費税増税がけっこう日本経済には打撃になりそうな気がします。
消費税が上がり、物価がじわりじわり上がり、給料は上がらない。
日本は益々貧困化傾向に行きます。
そこに注目すると、「だから値段を下げなければ!」となってしまいがちなのですが、僕達経営者は生き残らなければいけないので、もうちょっと発想を変えなければいけないと思っています。
値上げは悪なのか?
給料上がらない、物価は実質値上げしている・・・という状況の中、消費者側の立場で物を見たら値上げする企業は“悪”かもしれません。
でも、本当にそうなのでしょうか?
デフレ経済になると、じわじわと経済が悪化して行きます。
給料が上がらない⇒物価が下がる⇒企業の収益が悪化する⇒給料が上がらない・最悪倒産する・・・
の悪循環に陥っていきます。
どこかで値上げをしていかないとそのまま収益悪化し続けていきます。
しかし、お客様も商品が変わらないのに値段だけが上がる値上げに対しては抵抗感を感じます。それこそ“悪”です。
付加価値を高めて価格を上げていく必要があります。
日本経済、再びデフレの底なし沼に!?
昨年の4月の生地になりますが、マクドナルドが「日本をデフレ」と認定、という記事がありました。
マクドナルドの判断が正しい、と頭から思うわけではないですが。
日本の場合は、食のレベルが高い、選択肢が多いということもマクドナルドの価格が上がらない要因の一つではあると思います。
しかし、日本が未だにデフレ状況にある、という感覚は多くの人がまだ持っているかもしれません。
人口減少化社会では値上げは必須!?
とはいっても、小さな会社・小さなお店にとって収益性を高めること、利益の源泉である売上を上げていくことは、優先課題の一つでもあります。
売上を上げていくためには、
・来店頻度を高めるか?
・単価を上げるか?
をしながら一人からの生涯売上(いわゆるLifeTimeValue)を高めるしかありません。
付加価値を高めて価格を上げていくことは、勇気と知恵が必要です。今までと同じことをし続けて、今までと同じような価格で売っていく道を捨てるわけですからね。
経営者は思い切って値上げの舵をきろう
というわけで、結論とすると、値上げしていきましょう!ということです。大切なことは、ただ単に値段をあげることではありません。
高くしてもお客様から見ても魅力ある商品・サービスに育て上げていくことです。
どうしたらお客様に喜んでいただきながら売上を伸ばすことが出来るか?を真剣に考えなければいけない時代です。この秋には消費税増税が待っています。2020年のオリンピック以降日本の経済は、悪化すると言われています。今から準備を始めて行かないと、死に絶えてしまいます。
価値を高めていきましょう!!