先日とある飲食店で新商品開発の相談を受けました。
食べてみておいしかったのですが、何か自分の中に引っかかるものがありました。
商品開発したら、売れる商品にしたいわけですから
売れることを前提に作り込まなければなりません。
で、往々にしてやってしまいがちなのが、「自分の感性」で考えてしまうことなのです。
何が引っかかっていたのか?というと
マーケットがそこに無かったことです。
自分がおいしいと思った
自分が良いと思った
自分が売れると思った
ここにはお客様の存在はありません。
「アンケートを取りましょう」とか「試食会をしましょう」なんてことを言うつもりはありません。
そりゃ、やらないよりもやったほうが良いでしょう。
でも、スタートの時点での発想がちがうのです。
まずマーケットがそこにあるのか?
ということです。
僕たちはスティーブジョブスのような天才になることは難しいです。
今世界中のだれも想像していないものを考えだし、
作りだし、爆発的なヒットで売れたら、超ハッピーです。
でも、それは誰にでもできることではありません。
だから、「外さない商品」をピカピカに磨き上げていくことを
するしかないのです。
あなたが売ろうと思っている商品は
マーケットがありますか?
誰も気づいていないような小さなマーケットを狙っていくのも良いですが
大きなマーケットの中で差別化をしていくことを考えていくのがよいです。
地域や対象者や切り口などを変えていくことで
いくらでも差別化をすることはできます。