小売業界で大きな出来事として
セブンイレブンの社長だった鈴木敏文さんが
ヨーカドー（以下ＩＹ）社長に就任しました。
（まだセブン＆アイホールディングスにはなってませんでした。）
で、ＩＹ商品部にセブン流を押し付けたのです。
ＩＹの惣菜は、業界のリーディングカンパニーです。
日本の冷凍食品のスペックは
ほとんどＩＹの惣菜部門が作ったといっても
過言ではないと思います。
そして商品も手作り、
店内加工にこだわっていました。
おにぎりも手でむすぶし
お弁当もお店で作って詰めます。
餃子ですら、お店で握っています。
チルドで生餃子も売ってますし
惣菜で焼餃子も売ってます。
そういった文化があるなかで、
ベンダーと言われる外注業者で作った
セブンイレブンのおにぎりやおでんを置け
という動きがあったそうです。
細かいことはよくわかりませんが
当時のＩＹ商品部のバイヤーたちがごっそりやめました。
で、当時のチーフバイヤーだった小関さんという方が
コンサルタントとして独立する
ということで、有志何社かを集め
勉強会をしていました。
僕も何度か参加しました。
で、そこで一緒に行ったメンバーの一人が
小関さんに油のマニュアルのことを話したそうです。
ＩＹでもさっそく取り組んで
全店の四半期で数億円の経費節減につながった
という話を聞きました。
たかが群馬のスーパーでいきがっていた僕のアイディアが
天下のＩＹの経費節減に貢献した
という事実が僕に勇気を与えてくれました。
「あれ？これってもしかして
全国で行けるレベルなんじゃないの？」
と
素敵な勘違いですね(笑)
でも、以前の茶わん蒸の件と言い、
この油の件といい、一生懸命やった先には
別の道も開けてくるんじゃないのか？
という気持ちがありました。
もともと独立意欲がありましたので
むくむくとその心が目覚めてきました。
３１歳春のことでした。
続く
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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