【売れて儲かる商品の見つけ方】
数値の話が出てきたところで数値を突っ込んだお話をしたいと思います。
客数が変わらずとも商品構成を変えることで売上を上げる方法です。
主に小売店さんには有効なやり方になります。
小売店以外の業種の方も、ビジネスの優先順位をつけたり、
利益率改善のヒントになると思いますので、ぜひご参考にして下さい。
小売業の中では当たり前のように言われている公式ですが、
あまり一般的ではないかも知れません。
相乗積とか荒利MIX(商品MIX)と言われています。
最初に定義したのは、米国のマイケル・カレンという方です
(1930年、ニューヨーク州のロングアイランドの
ジャマイカでキング・カレン・ストアーをオープン)。
彼は、それまでの商売が、どの商品も同じ荒利益率で行われていた商慣習を、
商品によって荒利益率を変え、
売上構成比との関係で全体の荒利益率を最大化する方法を編み出したのです。
それが荒利MIX(商品MIX)です。
先ずは、部門(もしくは中分類)ごとの売上と相乗積を出します。
相乗積=構成比×荒利益率 です。
表1
分類 部門売上 構成比 荒利益率 相乗積
A 300 30% 5% 1.5%
B 200 20% 0% 0.0%
C 300 30% 15% 4.5%
D 200 20% 25% 5.0%
合計 1000 100% 11.0%
これを行うことでお店全体の売上における部門
もしくは中分類の売上高構成比と荒利益、全体の荒利益率を把握できます。
具体的な活用方法としては、部門もしくは中分類の売上と荒利を
改善することの優先順位を決めることができます。
その結果、全体の荒利益率を上げることができます。
①荒利益率の高い部門の売上構成比を上げる。
②売上構成比の高い部門の荒利益率を上げる。
以上2つの方法を取ります。
荒利益率の低い部門の売上構成比が高くなると
全体の荒利益率は下がってしまうので注意が必要です。
各部門もしくは中分類売上構成比や荒利益率が変わることによって、
全体の荒利益率が上がったり、下がったりする特性を予算組に活用できます。
売上構成比と荒利益率を掛け算したものを相乗積と言います。
これは売上高合計に対する貢献度を意味します。
◆-------------------------◆
株式会社 エリアワン
代表 今泉 武史
◆-------------------------◆
【あなたのビジネスに集客力を!】
集客教習所というコンセプトでゼロから起業したい方へ
集客を学び直したい真面目な経営者の方にお役立ち情報を
提供しています。
【集客教習所メルマガ】はコチラ
⇒ https://55auto.biz/niceshop/touroku/scenario5.htm