【 実店舗の売上を奪うネット通販】
以前子どもといっしょに映画を見に行った後の話です。
我が家では、仮面ライダーと戦隊物は公開初日に大体見に行ってます。
映画を見たばかりの息子は、超興奮状態でした。
「おもちゃかってよ~!!」攻撃にあいました。
最近はおもちゃを買っていなかったので、
ヤマダ電気におもちゃを購入しようということで向かいました。
(最近のヤマダ電機は家電だけでなく、書籍やおもちゃも扱っています。
安いし、ポイントもつきます)。
移動中に携帯でアマゾンのサイトで参考価格を調べていました。
アマゾンでは約2,100円
ヤマダ電気で値札を見てビックリ。
ヤマダ電機では2,800円です。
ヤマダ電機はトイザラスよりも安いことが多いです。
しかし、ネット通販であるアマゾンの方がはるかに安い。
2つ購入する予定だったので、差額だけで1300円近くになってしまいます。
当然その場でアマゾンで注文したのですが、ちょっと考えてしまいました。
小売店は、NB(ナショナルブランド)の商品を
メインで取り扱っている限り「価格競争」では
絶対にネット通販会社には勝てないということです。
小売業の価格差は、単純に流通経路の数によって決まります。
アマゾンのようなネット通販会社の場合、
配送センターに一括納品をすればOKです。
一方実店舗の場合、問屋さんで在庫をストックし、さらに店舗でもストックを抱えます。
メーカー ⇒ 問屋
⇒ 配送センターへ一括納品
メーカー ⇒ 問屋
⇒ 各店バックヤード ⇒ 小売店売場 ⇒ 各店バックヤード ⇒ 小売店売場 ⇒ 各店バックヤード ⇒ 小売店売場 ⇒ 各店バックヤード ⇒ 小売店売場
・・・これが店舗数だけ繰り返される
そして、当然ですが小売店へ商品を納品するときには、店舗ごとに配送しています。
通販会社へ納品する場合、一括で一か所に配送出来ます。
その時点で手間とコストが変わります。
それが価格に転嫁されるわけです。
家電が量販店よりもカカクコムに出店している会社の方が圧倒的に安いのと同様
他のアイテムでも同じ現象が現れ始めた、ということです。
特に携帯で簡単に検索出来てしまうので、その場で価格調査をすることが出来ます。
これからの小売店は、「価格」と「品揃えの多さ」以外で戦っていかないと、
生き残れない時代なのだ、と痛感しました。
店舗で購入する人がゼロになることはありませんが、
じりじりと売上が落ちていくことは、想像するに難くありません。
脅しているわけではありません。
僕はお店が大好きですからね!
ネットと店舗が合体した時に、本当の意味での強さが発揮されると思っています。
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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