こんにちは
携帯集客コンサルタントの今泉です。
ブログ更新がスッカリ止まってしまってました・・・。
ブログ始めて以来です。
ただ単にサボりです。
ご心配のメールを頂いた方もいましたが
ありがとうございました。
今泉は、至って健康です(笑)
久々なのですが、
固めの記事でいきます!
「差別化」という言葉を聞いたことがありますか?
僕が小売業に従事し始めた1997年は、上司たちが口を開けば
「差別化が大事だ」ということを言ってました。
でも、実際は、というと・・・
値段を下げる価格競争に陥ってました。
僕はスーパーの惣菜部門でしたので、利益部門のはずでした。
しかし実際は、価格競争真っただ中です。
入社して4年目の秋に、自店から300m離れたところに
巨大なディスカウント系のショッピングセンターができました。
そのお店のオープンを境に売上はいきなり30%減になりました。
緊急プロジェクトが組まれ、下された目標は
「3か月以内に売上前年比を100%に戻すこと」
でした。
なので
「おい、今泉、今日は競合店いったのか?
向こうの店は●円安いぞ、確認しておけよ!」
なんて店長に言われるのは日常的でした。
スーパーは「安いことは良い事だ」という考えが前提だったので
店長がそういうのは当然かも知れません。
しかし、データ分析を慎重に行って行くと
価格競争にさらされていない分類の商品群の方が
落ち率が低かったのです。
「あれ?」
と思った僕は、実験をしてみました。
(1)落ち率の低い商品群の品揃えを強化してみました。
(2)出来たて、作りたてにこだわり、
それが可能なオペレーションを変えました。
(3)値下げをするのをやめました。
はじめは大反対していた店長も、専務も
グイグイ戻っていく数字を見て納得せざるを得なかったようです。
お客様が、強化した商品群を目当てに
戻ってきた手ごたえを確実に感じるようになりました。
結果を言ってしまうと、2ヵ月半後には前年比97.4%まで
戻すことができました。
残念ながら、春の人事異動で全店(当時54店舗)の店舗指導担当に
なってしまったために、僕は100%に戻すことができなかったのです。
あと半月あれば100%に戻せると確信を持っていました。
僕がいう「独自化路線」は、
やみくもに品揃えを変える方法ではありません。
もっと戦略的に取り組まなければいけません。
チャンスロス(機会損失)を見つけて
それを突破口に数字を上げていく方法です。
自分が担当者の時はもちろんですし
全54店でも売上を大きく伸ばして来ました。
もちろん、今のコンサルティングでも同じです。
この手法を行うことで集客に大きなレバレッジをかけらます。
逆の言い方をすると、
集客ばかりに気をとられていると
いつまでも辛い仕事をし続けなければなりません。
だって・・・
新規顧客獲得が一番コストもエネルギーも掛かりますからね。