【STEP0:あなたの方向性を決める】
僕は以前地元群馬県の小売チェーン店で働いていました。
すぐ近くにディスカウントストアができてしまったことがありました。
昨日までの売上が、いきなり30%減。
何をどうしたらよいかわからない日々が続きました。
結果的には3ヶ月後には前年比で97%まで回復することができ、
人事異動で店舗指導の仕事に就きました
(100%まで持っていけなかったのが悔しいですが・・・)。
その時の経験から
「注目するべきはお客様に支持されている部分(=自社の強み)だ」
ということを、身をもって理解しました。
この3カ月間で取り組んだことはひたすら支持していただいている商品群のアイテムを増やし、A商品(売れ筋商品)のリニューアル、タイムリーな提供、買いやすい提供単位での提供、ということだけです。
マーケティングを勉強していると「3C分析」という言葉に出会います。
3Cとは・・・
Customer (市場・顧客)
Competitor(競合)
Company(自社)
の 3つの言葉の頭文字を取ったものです。
やってしまいがちなのは、ライバルとの戦いに夢中になってしまうことです。
顧客不在のフィールドで血まみれの戦いをしている企業、おおいですよね!?
そうではなく、お客様に支持していただいている部分を伸ばして行くことです。
競合と自分の重なる部分は、顧客不在のフィールドです。
顧客、ライバル、自分の輪が重なる部分は、価格競争などが激化しているフィールドです。
もっとも注目していただきたい部分は、お客様と自分の輪が重なっている部分です。
ここにあなたの強みがあり、お客様から実際に支持していただいています。
そして、あなた自身も
「あなたのお客様の定義」
をしっかりとしていく必要があります。
あなたのお客様は誰なのか!?
どんなことに悩んでいるのか?
どんな痛みを感じているのか?
どんな問題を解決したいのか?
その方に対して、どんな切り口で、誰に伝えるか?
を明確にしていきます。
「誰に売りたいのか?」
と聞かれれば、老若男女多くの人に!と答える人も時々いますが、
大手の一般消費の商品でない限りはなかなか難しいです。
もっと切り口を小さく、グッととがらせて相手の心に突き刺さるような
言葉で切り込んでいかないと記憶に残りません。
その切り口や方向性を方向性を明確にしていくステップも
8段階あります。
(1)あなたの強みを発見する
(2)あなたの「お客様」は誰か?
(3)お客様のニーズを探る
(4) あなたの目指すビジネスモデルを探す
(5)漏斗型のセールスステップ作り
(6)自分の目指すポジションを決める
⇒戦わない戦略、独自化路線
(7)わかりやすい名称をつける
(8)プロフィールの作り込み(ギャップ、英雄物語)
これらはすでに、わかっているし、聞いたことある言葉かも知れません。
でも、きちんと定義をしていなかったり作り込んでなかったりする方が多いのも事実です。
いかがですか?
戦わない戦略はとても大事です。
ライバル不在になります。
というよりも・・・
僕自身は、商売に「ライバル」はいない、と思っています。
過去には50店舗を4年以上店舗指導の仕事をしてきました。
売上高で言えば48億円もの売上でした。
もちろん競合企業がどんな状況か?
を知るのは大切です。
でも本当の意味で、ライバル、ではないと思っています。
「ライバル」を作るのは「負けた言い訳がしやすいから」です。
ライバルが●●だから。
ライバルがいくらで売ってるから。
ライバルが△△だから
・
・
・
あなたが本当に目を向けなければいけない相手はお客様です。
ライバルではありません。
そういう意味で言うと、本当の「ライバル」とは、
お客様を直視しない自分自身なのかもしれません・・・。
お客様が自分の提供する商品・サービスの何を支持してくれているのか?
お客様は、あなたのどんなところに共感したり好意を持ってくれているのか?
お客様が望んでいるものはなんでしょうか?
一番最初のステップは、実はお客様とあなたのやり取りの中でしか発見することはできません。
あなたがお客様に支持していただいているのは何か?
ちょっと思い出してみてください。
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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