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勝手にコンサル! 僕が酒屋さんだったら!?

投稿日:2009年6月13日 更新日:

ちょっと久々の「勝手にコンサル」シリーズになってしまいました。

今回は、酒屋さんです。

面白い酒屋さんのブログありますので、こちらもぜひ参考にしてみてください。

先程の記事にも書きましたが、

小売業は価格競争が激しい業界です。

酒屋さんも、もちろん大変なことでしょう。

品揃えと価格ではスーパーマーケットやディスカウントストアがいますし、

利便性ではコンビニエンスストアがあります。

なにで競争をするか!?

僕ならば戦わなくてよいフィールドを探し、

そこに特化&圧倒的No.1を目指します。

価格競争が激しい分野は、ビール・焼酎・ウィスキーをはじめとする

メーカー商品になります。

そしてこの分野では、最低限の価格合わせ程度

(積極的に戦わないけど、お客様に許容してもらえる価格提示)にします。

そして、戦うフィールドとしては、日本酒やワイン、地ビール、地酒にします。

それぞれ特徴がありますので、飲む方も楽しいです。

ちなみに、僕はビール大好きですが、スーパードライは絶対に自分では買いません。

嫌いではないですが、好きではないです。

僕が買うのは、エビスビールの「Theホップ」。

何杯目でもふわっと薫るあのビールがたまらなく大好きです。

たまにプレミアムモルツとかに浮気するときありますが、

基本、このビールです。

最近はあまり見かけなくなりましたが「銀河高原ビール」

軽井沢の地ビール「よなよなエール」

も好きなビールです。

薫るビールが好きなんですね。

このあたりのビールを買うときは、価格はほとんど気にしたことがありません。

そこで売っている、ということだけで満足し(笑)

購入しています。

スーパーやディスカウントストア、コンビニのPOSデータ分析上だと、

「品揃えしなくても良い」と解釈する経営者もいるかもしれないですからね。

実際においてない店多いですし。

(ウチの近所のコンビニだとエビスホップが置いてあるのは、ローソンだけです。)

脱線してしまいました(苦笑)

価格ではなく、商品の味や品質を求める顧客が好む品揃えにシフトしていきます。

なぜ価格競争が起こるのかといえば、

価格以外に差別化のしようがない同質化競争だからです。


異質にならなければ、価格競争から脱却できないのです。

お店は、品揃え、人、雰囲気、サービスなどで差別化をしていきます。

品揃えでの差別化をするときには、過去のお客様に支持されている分野と

自分がお客様よりも知識が高い分野で絞り込みをしていきます。

そして、携帯はコミュニケーションツールとして活用します。

「○○が入荷しました」

「○○イベント行います」(利き酒や品評会など、酒好きが喜びそうなイベント)

の告知などを行って、お店に盛り上がりを作っていきます。

店舗の売上を上げる場合、

単純に「通販を始めればよい」とか「メルマガ発行すればよい」という

ものではないのです。

通販サイトやメルマガが売上の救世主なのではなく、

あくまでもしっかりしたお店のコンセプトがあって

はじめて良いツールになるのです。

価格競争に陥って利益を削るより、

本当にお酒が好きな人が好むような品揃えと

顧客との関係性づくりをしていきます。

そうした後に「頒布会方式」で

毎月の会員制でお酒販売を行っていきます。

地酒や地ビールの頒布会の場合、

その地域の特産品のおつまみもセットにすると

良いでしょう。

ジャパネットたかたのようにセット販売にすることによって

価格が一層見えにくくなります。

以前宮城の酒屋さんのコンサルをした時に

この方式で、3か月ほどで売上を前年比112%まで上げたことが

あります。

その後もお客様からしっかりと支持され、売上を伸ばしています。

商品分類の構成比も変わってきますので、

より利幅の高い日本酒やワインの構成比が上がることによって

利益も変わりました。

売上も利益も客層も変えてしまう戦略です。

小売業の方は、こういった戦い方もあることをぜひ知って

試してみてください。

それでは良い週末を!

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今泉武史

今泉武史

1973年群馬県桐生市生まれ。   1997年より地元群馬県のスーパーマーケットの惣菜部門で働く。 2年目より1番店を任されて天狗になる。 2年後、競合店が出来、売上急落・・・。 会社の至上命題は3か月以内に売上を100%に戻せ! 「いったい何をどうやったら??」   安売り競争で戦うスーパーだが、作りたての手作り惣菜と弁当に力を入れ一気に売上を盛り返す。 この時に 「お客様が求めているのは安いものではない!お客様が求めるものを提供できれば売上は上がる!」   ということを実感。 その後50店舗、約48億円の惣菜部門の 店舗指導・バイヤーを歴任する。 若手社員が多い部門に、自身が模索した 売上が上がるメソッドを導入し、次々と売上UPする店舗が続出。 売上アップしたノウハウを持って 独立起業したものの、わずか2年で断念。 集客が出来ない苦しさと悔しさを痛感する。 その後、再びサラリーマンに戻る。 ネット通販兼卸売会社でネット向け商品開発と 飛び込み営業を経験する。   お客様は勝手に来る、 と思っていたスーパーマーケット時代と打って変わって、 自分の知恵と足を使って お客様獲得しなければならないことを見を以って知る。   この時に、1年間で約100社の法人顧客開拓をした 経験が後にマーケティング思考に役立つ。 その後東京のコンサル会社からヘッドハンティングされ転職。   2年間東京のマーケティング系コンサル会社に 前橋から2時間通勤で通う。   この会社でたった一人1カ月間で1000万円を売上る。 そしてインターネットマーケティングの力を思い知る。   その後再び独立。   小さな会社・小さなお店の救世主として 日夜コンサルティングに励む。 50店舗のチェーン店の店舗指導の経験に基づいた わかりやすく、成果が出るノウハウと ネットマーケティングのスキルを活用した 集客メソッドを活用して 日々クライアントの会社が復活していく。   クライアント達の中には、宣伝広告費をほとんど使わないで 売上が2倍、3倍、5倍と伸びるものもいる。   また、短期間で結果が出ることから 「今泉マジック」と呼ばれている。  

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