こんばんは
実は映画好きの今泉です。
昨夜は「聖の青春」を見ました。
が、後半寝落ち・・・。
またあとで見直さなければなりませんねf^^;
実はコンサルの現場でも
映画のシナリオの話は出てきます。
主にはコピーライティングの時や
自己紹介文を書くときにお話しします。
知っておくと良いのがヒーローズジャーニー
というシナリオです。
ハリウッド映画のヒーロー物は
ある一つのシナリオパターンで作られています。
それが「ヒーローズジャーニー(英雄物語)」です。
元々はジョセフ・キャンベルという方が
神話のストーリーを抽出したことから始まり
クリストファー・ボグラーが映画の3幕構成
12のステップにわけました。
以下が「神話の法則」の章立てです。
第一幕 出立、離別
1.日常の世界
2.冒険への誘い
3.冒険への拒絶
4.賢者との出会い
5.第一関門突破
第二幕 試練、通過儀礼
6.試練、仲間、敵対者
7.最も危険な場所への接近
8.最大の試練
9.報酬
第三幕 帰還
10.帰路
11.復活
12.宝を持って帰還
すごーく身近でわかりやすく言うと
映画のドラえもんのシナリオパターンです。
例えば・・・
第一幕 出立、離別
1.日常の世界
ジャイアン、スネ夫、しずかちゃん、のび太が通う学校のシーン。
のび太がのけ者にされ、ドラえもんに泣きつく
2.冒険への誘い
のけ者にされ、ドラえもんに泣きつき、別世界に行く。
その楽しさをシェアしようと、いつものメンバーに伝える
3.冒険への拒絶
冒険の世界で新たな出会いがある。仲良くなるうちに実は
トラブルに巻き込まれていることを知る。「もうやめて帰ろうよ」と
ジャイアン、スネ夫あたりが言う。
4.賢者との出会い
冒険の世界での賢者との出会い。そこでのび太がミッションに目覚める
「みんなで救おうよ!」と誘い、みんなも同調
5.第一関門突破
敵の攻撃を受ける。ひるまずに戦い、勝利を収める。
この先もきっと大丈夫だ、という根拠のない確信を得る。
第二幕 試練、通過儀礼
6.試練、仲間、敵対者
覚悟を試される試練に出会う。
例.相次ぐ敵の攻撃を受ける、家族(のび太の母など)の大反対に会うなど。
それでも、冒険の世界にとどまることを決める。
7.最も危険な場所への接近
本質を知る。助けるべき存在、守るべきものが何か?を知る。
あるいは、敵のボスを知る
8.最大の試練
戦いの継続と、ラスボスとの戦い
9.報酬
冒険の世界での戦いに勝ち、
ご褒美を勝ち取る。友情、感動、など。
のび太にとってはしずかちゃんから
尊敬される、など。
第三幕 帰還
10.帰路
敵を叩いたので帰路に着く。大抵の話の場合はここまでで終わる。
11.復活
敵の残党、ラスボスがまだ生きていて最後の戦いがある
生命の危機にさらされる。しかし、それも破る
12.宝を持って帰還
冒険体験、冒険の世界での友情などを手に入れる。のび太の成長。
そしてまた日常に戻っていく。さわやかな最期を迎える。
映画のドラえもんで例えると、シーンが思い浮かんできそうじゃありませんか??
これはシナリオ構成でもありながら
実は人間の成長の物語でもあります。
大きな視野で見たら人生。
短いスパンでみたら、
人生の一部の時代もこの12ステップに
分けられるのではないでしょうか?
あなたの人生にあてはめたときに
どうですか?
一致しませんか?
英雄物語に人が共感するのは、
このパターンを認識していて
自分の成長経験にあてはめるからでは
ないでしょうか。
さらに出会う人たちの人物像も
面白いです。
1.英雄
2.賢者
3.門番
4.使者
5.変化する者
6.影/悪者
7.いたずら者
個性的なキャラクターの人たちに出会います。
あなたの人生で置き換えたときに
誰がその役柄を演じてくれていたのでしょう??
ちょっと考えてみると面白いですね。
何か新しいことを起こす時
このステップを知っていると
対処が出来たりします。
例えば、独立起業する時に
真っ先に家族から反対されたりします(奥さんとか)。
それを乗り越えても、
中々仕事がうまく行かない
お客様とのトラブル
など壁があったりします。
もしかすると自然災害、などもあるかもしれませんね。
そういう困難に負けずに
果敢に続けた延長に
ご褒美が待っています。
そんな風に物事が捉えられるようになると
不安感も無くなるのではないでしょうか?
人生は実はシナリオの通りに展開している、としたら・・・
シナリオの中には、人生のギフトを手に入れるための地図が隠されています。
あなたは今、この12ステージのどこにいますか?