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棚卸と在庫調整 その2

投稿日:2009年4月2日 更新日:

長くなってしまうので、
分けて書いてみました。

お客様の立場で考えたら、在庫調整などはせず、
安定的に品揃えするのが当然ではあるのですが・・・

そういえば、よくこういうことってあったなぁ、と
小売時代を懐かしく思い出し、棚卸のことを
書いてみたいと思います。



■ 棚卸で在庫調整する意味

棚卸の計算をすることで、荒利を確定していきます。


荒利益率
=(期首在庫高+期中仕入高-期末在庫高)÷期中売上高×100

という数式があります。

期(計算をする期間)を単月で捉えれば、
09年2月末の在庫が今回の期首在庫、
年間で捉えれば、08年3月末が期首在庫になります。

期首在庫と期末在庫が同じ金額であれば、
棚卸の結果ででる荒利益率は、

荒利益率 =(売上 - 原価) ÷ 売上高 ×100

という非常にシンプルな計算式になります。

期末在庫を調整すると、どうなるか?
というと、荒利益率は上がります。

実際に色々な数値を入れてみてください。
私が話している意味がわかります。
シミュレーションしてみます。

SIM:1
期首在庫高: 300万円
期中仕入高:1000万円
期末在庫高: 300万円
期中売上高:2000万円

荒利益率
=(300万+1000万-300万)÷2000万×100
50.0%

SIM:2
期首在庫高: 300万円
期中仕入高:1000万円
期末在庫高: 100万円
期中売上高:2000万円

荒利益率
=(300万+1000万-100万)÷2000万×100
60.0%

SIM:3
期首在庫高: 300万円
期中仕入高:1000万円
期末在庫高: 500万円
期中売上高:2000万円

荒利益率
=(300万+1000万-500万)÷2000万×100
40%

SIM:1は、期首・期末在庫が同じだった場合
SIM:2は、期末在庫が減った場合
SIM:3は、期末在庫が増えた場合

それぞれの場合の数値状況で捉えてみました。

まだまだ続くので、
あとで書きます。

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今泉武史

今泉武史

1973年群馬県桐生市生まれ。   1997年より地元群馬県のスーパーマーケットの惣菜部門で働く。 2年目より1番店を任されて天狗になる。 2年後、競合店が出来、売上急落・・・。 会社の至上命題は3か月以内に売上を100%に戻せ! 「いったい何をどうやったら??」   安売り競争で戦うスーパーだが、作りたての手作り惣菜と弁当に力を入れ一気に売上を盛り返す。 この時に 「お客様が求めているのは安いものではない!お客様が求めるものを提供できれば売上は上がる!」   ということを実感。 その後50店舗、約48億円の惣菜部門の 店舗指導・バイヤーを歴任する。 若手社員が多い部門に、自身が模索した 売上が上がるメソッドを導入し、次々と売上UPする店舗が続出。 売上アップしたノウハウを持って 独立起業したものの、わずか2年で断念。 集客が出来ない苦しさと悔しさを痛感する。 その後、再びサラリーマンに戻る。 ネット通販兼卸売会社でネット向け商品開発と 飛び込み営業を経験する。   お客様は勝手に来る、 と思っていたスーパーマーケット時代と打って変わって、 自分の知恵と足を使って お客様獲得しなければならないことを見を以って知る。   この時に、1年間で約100社の法人顧客開拓をした 経験が後にマーケティング思考に役立つ。 その後東京のコンサル会社からヘッドハンティングされ転職。   2年間東京のマーケティング系コンサル会社に 前橋から2時間通勤で通う。   この会社でたった一人1カ月間で1000万円を売上る。 そしてインターネットマーケティングの力を思い知る。   その後再び独立。   小さな会社・小さなお店の救世主として 日夜コンサルティングに励む。 50店舗のチェーン店の店舗指導の経験に基づいた わかりやすく、成果が出るノウハウと ネットマーケティングのスキルを活用した 集客メソッドを活用して 日々クライアントの会社が復活していく。   クライアント達の中には、宣伝広告費をほとんど使わないで 売上が2倍、3倍、5倍と伸びるものもいる。   また、短期間で結果が出ることから 「今泉マジック」と呼ばれている。  

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