こんにちは
今泉です。
昨日お話した「チャンスロス」について
もう少し深くお話したいと思います。
■ 「チャンスロス」の見つけ方
小売業時代は、ほぼ毎日このことばかりを追いかけ続けていました。
「チャンスロス」という言葉を聞きなれない方にとっては
なじみのない言葉かも知れません。
「機会損失」という言い方をすることもあります。
小売業の感覚で言うと、きちんと商品を展開できていれば
売上になったはずの、売上です。
厳密には、どれくらいの金額なのか?ということは
測定できません。
例えば、あるお店に昼間の12時半におにぎりを買いに行ったとします。
その時に、買いたかった鮭のおにぎりがすでになかったとします。
そうすると、鮭のおにぎりを買いたかったのは自分だけでない
可能性の方が高いです(時間がお昼時だから)。
何時に品切れになってしまったかわからないし、
あとどれくらい売れたかもわかりません。
日常的に起こっているケースなのか、
たまたまなのかもわかりません。
しかし、売り手の場合、何となく気づいている可能性が高いです。
・毎日同じ数を発注している
・いつもお客様から言われる
などといった現象面から、気づいていることが多いです。
感度を高く、「もっと売上を伸ばせないか?」と考えていくと
気づきそうな気もします。
しかし、それでもなぜ「チャンスロス」に目がいかないか?
原因があります。
■ なぜ「チャンスロス」に気づかないか?
・ロスを減らしたい
・発注時間が足らない
・売上のことを誰も気にしていない
・売上が上がっても下がっても誰も何も言わない
・
・
・
などがあるのかも知れません。
値引きロスや廃棄ロスは目に見えます。
だから、多くの経営者は口を尖らせて注意します。
しかし、チャンスロスは目に見えません。
目に見えないからこそ、ジリジリとお客様からの支持を奪っていきます。
目に見えるロスを削減することも大切ですが、
目に見えない売上を上げることを貪欲なまでに追いかけていかなければ
「チャンスロス」はなくなりません。
売上は、お客様の感謝の結果です。
売上が上がらないのは、お客様に価値を提供できていないからです。
欲しい商品が、欲しいタイミングでない、というわかりやすい現象は
最低でもなくしていくよう頑張りましょう。
「チャンスロス」を無くす効果的な方法としては
残数チェックをすることです。
いくつ陳列して、いくつ売れたのか?
残数がゼロの場合は、「チャンスロス」がおきています。
地道で原始的ですが、確実です。
1ヶ月続けると、すっかりお店は元気になることでしょう。
Webマーケティングをされている人は
「関係ない」と思っているかも知れませんが
応用することは充分可能です。
事実は、お客様の行動の中にあります。
今泉