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雑事・私論

リーダーシップとマネジメント 2

投稿日:2009年4月17日 更新日:

ある一言が自分を変えた。

その言葉とは?

■ 「今泉さんに言われると、めっちゃ元気になれます!」

という言葉でした。

ちょうど人事異動の時、入社3年目のある社員に言われました。

彼の同期入社の社員は、店舗のチーフとして移動が決定しました。

しかし、彼だけはサブチーフとして移動しました。

もちろん人事案は私が考えたのですが、意図がありました。

彼のついたチーフは、女性社員で、初めての大型店でした。

チーフを成長させるためにも、力強いサブが必要だと感じたのです。

そのことを彼に伝え、


「サブとして移動だけど、サブはチーフ以上に難しい部分もある。

 
 君ならできると思って、思い切って移動をしてみた。

 
 同期と比べて自分は力が劣っているとか思わないで欲しい。


 きちんと評価もしているし、期待もしている。」

と言いました。

その時に言われた言葉でした。

僕自身が、メチャメチャモチベーションが下がっていた時期だったのですが
彼から言われた言葉で、一気にモチベーションが上がりました。

自分が発する言葉では人を動かすことも、業績を上げることもできないと
思い込んでいた自分の心に火をつけました。

その時から「モチベーション」という言葉をキーワードに自分自身が仕事と
かかわりを持っていきました。


■ 間違ったリーダーシップ

ビジネスのマネジメントサイクルに PDCA という言葉があります。

Plan ・ Do ・ Check ・ Action

の頭文字をとってPDCAです。

それまでの僕の部下に対する接し方は

P はオレがやる

D はオマエがやれ!

C はオレがやる

A はオマエがやれ!

という状態でした。

人は自分が何のために仕事をしているのかがわからないときに
モチベーションが下がります。

自分自身の存在意義もわからなくなります。

それが間違ったリーダーシップでした。

僕の尊敬する上司は違いました。

僕が店舗にいた頃、すぐ道向こうに大型ショッピングセンターが出来て
一気に業績が下がったことがありました。

その時に上司に言われたことは

「目標数値は●●だ。

 今泉が考えて、好きなように戦ってくれ。


 必要であれば、販促費用は本部で持つ。


 ほかに必要なものがあれば、言ってくれ。


 俺が全面的にバックアップするから安心して


 戦ってくれ」

本当に素晴らしい上司でした。

リーダーが行うべきことは、方針管理とマネジメントです。

正しい方向に行くよう
PDCAを従業員に考えさせ、
間違っていたら軌道修正を行い
最後まで責任を持って実行させる。

やりがいと責任感との両方を部下に与える方法です。

そのことにようやく気づきました。

そのあとは、部下に語らせ、計画を立てさせ、実行し、
その後の改善点などを語らせるようにしました。

毎週「思い切りうるぞ!」という企画を作り
毎週土曜日に、「単品量販異常値作り」を
実行しました。

毎週報告書を書いてもらい、提出してもらいました。

来たものに全て目を通し、
手書きでコメントをつけて返すようにしたところ
はじめは10名くらいしか提出していなかった報告書も
最終的には40名以上が毎週提出してくれるように
なりました。

若気の至りの部分もありましたが、
結果的に自分自身を成長させてくれる
よいきっかけになりました。

長々と書いてしまいましたが、
最後までお目を通していただきまして
ありがとうございました。

今泉武史

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今泉武史

今泉武史

1973年群馬県桐生市生まれ。   1997年より地元群馬県のスーパーマーケットの惣菜部門で働く。 2年目より1番店を任されて天狗になる。 2年後、競合店が出来、売上急落・・・。 会社の至上命題は3か月以内に売上を100%に戻せ! 「いったい何をどうやったら??」   安売り競争で戦うスーパーだが、作りたての手作り惣菜と弁当に力を入れ一気に売上を盛り返す。 この時に 「お客様が求めているのは安いものではない!お客様が求めるものを提供できれば売上は上がる!」   ということを実感。 その後50店舗、約48億円の惣菜部門の 店舗指導・バイヤーを歴任する。 若手社員が多い部門に、自身が模索した 売上が上がるメソッドを導入し、次々と売上UPする店舗が続出。 売上アップしたノウハウを持って 独立起業したものの、わずか2年で断念。 集客が出来ない苦しさと悔しさを痛感する。 その後、再びサラリーマンに戻る。 ネット通販兼卸売会社でネット向け商品開発と 飛び込み営業を経験する。   お客様は勝手に来る、 と思っていたスーパーマーケット時代と打って変わって、 自分の知恵と足を使って お客様獲得しなければならないことを見を以って知る。   この時に、1年間で約100社の法人顧客開拓をした 経験が後にマーケティング思考に役立つ。 その後東京のコンサル会社からヘッドハンティングされ転職。   2年間東京のマーケティング系コンサル会社に 前橋から2時間通勤で通う。   この会社でたった一人1カ月間で1000万円を売上る。 そしてインターネットマーケティングの力を思い知る。   その後再び独立。   小さな会社・小さなお店の救世主として 日夜コンサルティングに励む。 50店舗のチェーン店の店舗指導の経験に基づいた わかりやすく、成果が出るノウハウと ネットマーケティングのスキルを活用した 集客メソッドを活用して 日々クライアントの会社が復活していく。   クライアント達の中には、宣伝広告費をほとんど使わないで 売上が2倍、3倍、5倍と伸びるものもいる。   また、短期間で結果が出ることから 「今泉マジック」と呼ばれている。  

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