本部に移動した年は2001年でした。
その年の11月に
アメリカ研修に行くことになっていました。
が、ご存じの通り、9.11がありました。
ご破算。
とは言え、結局翌年に行きました(笑)
アメリカのウォルマート対策をしている
スーパーはいったい何をしているのか?
ということを見に行きました。
アメリカのダラスに
約1週間の見学ツアーでした。
会社で半額、
個人で半額負担という研修でした。
全額出してよ、という感じもしますが(笑)
でも、とっても勉強になりました。
ある意味僕の中では
惣菜部門の会社での位置づけについて
確信を得ることができました。
というのも、
ウォルマートのようなディスカウント系のスーパーに
立ち向かうには、
・もっと安売りにするか?
・アップスケール(端的に言えば高級化路線)するか?
のどちらかでした。
安売りスーパーではKマートが経営破たんしていましたし
アメリカのお店を見ても悲惨そのものでした。
汚いし、商品力はないし、
「こんな店来たくないな・・・」
という感じでした。
安売りに拍車をかけている店舗には
勢いが全くありませんでした。
ターゲット、ホールフーズといったスーパーなどは
高級化路線をとっています。
そして、結果的にウォルマートの顧客層とは
異なる顧客層を呼び込んでいました。
もっと言うと、ウォルマート対策をしているスーパーは
デリ(惣菜)を強化しているのでした。
これは、僕自身が店舗やってきたことを
証明してくれているように感じました。
・手間・暇かけた商品を提供すること
・よりお客様にとって買いやすい売場づくりをすること
が、ディスカウント系スーパーに勝つ道だったわけです。
自分でも手探りで歩んできたことでしたが
アメリカの企業がやっていたことで自信を持てました。
価格競争で困っている人は
ここに一つのヒントがあると思います。
今のコンサルティングでも
価格競争から抜け出す方法として
「手間暇かける」ということを
推奨しています。
このコーナーは
僕の昔話ではありますが
僕がどんな経験の中から
売上を伸ばす知識・知恵を付けてきたか?を
知っていただくと
何かしらのヒントになるのではないかな?
と思っています。
会社の上層部は
この研修から違ったことを見出し始めました。
チェーンストア理論とかけ離れた
(もっと言えば経営者の見栄ともいえるような・・・)
戦術をとろうとし始めました。
それはまた別の機会にしたいと思います。
続く
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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