こんばんは、今泉武史です。
つい先日、製造業のクライアントさんと
お話をしていました。
その会社は、自社商品を通販で販売する部門と
下請け業務をしている部門があります。
今後どちらに力を入れたらよいか?
と言うことのご相談でした。
下請けの仕事は【勝手に】仕事が
入ってくるような感じになります。
一方自社商品の通販部門は
見込客を自分で探して
セールスし、契約を結びます。
仕事になるまでに
お金も時間もかかります。
どちらが楽か?
というと、下請け仕事です。
自社の通販部門は大変です。
僕の実家も製造業でした。
今は両親はリタイアしましたが
車の部品加工をしていました。
トヨタ系も日産系も仕事をしました。
特にトヨタは、在庫を持たない
Just in Time の経営とか言いますけど
実際の仕事は、ひどいものでした。
月末は仕事が一気になくなり
月初にいっぺんに仕事が来ます。
それこそ徹夜をしないと
間に合わないくらいです。
単価の切り下げも一方通行。
〇月〇日より、△△の仕事は
単価〇円⇒×円になります。
と言う感じです。
そんな両親の仕事を見ていて
僕は
「絶対に下請けになるのはやめよう」
と思っていました。
下請け仕事のコントロールの効かなさを
間近で見ていたからです。
そんな経験もあったので
その製造業の方に話したのは・・・
・自社通販も下請けも、
仕事に波があるという点では一緒
・下請け仕事は自動的に仕事が入るような気がするけど
一方的に解約になることもある。単価の切り下げもある
・下請け仕事は仕事量も単価もコントロールが効かない
・自社通販の商品は、努力すれば改善できる余地がある
(単価、売上共に)
ということでした。
下請けがダメだから辞めよう、
と言う話ではありません。
仕事のリスクヘッジとして
あっても良いと思います。
ただ、徐々に自社通販商品の比率を高めることが
売上、利益を高める会社作りにつながると
思っています。
これは、他のビジネスをしている方も同じです。
例えば酒屋さんなどもそうです。
お店にお酒を卸している。
でも、大手には価格で勝てない。
すると、急に取引先から取引がなくなる
なんてこともありうるのです。
セミナー講師やコンサルの方も
僕のメルマガを見ていると思います。
商工会議所から仕事が入る
特定の会社から研修の仕事が入る
それはそれでよいです。
でも、一方的に切られたり
単価を下げられることも
想定したほうが良いです。
その上で、自分で仕事を
コントロールできる状態にする。
それが大切なのです。
だから、自社の集客力、販売力を
磨いていかないといけないのです。
運営:株式会社エリアワン
代表取締役 今泉武史