学生時代に読んだ
1冊の本が僕の人生を変えました。
西研著
『ヘーゲル・大人のなり方』
NHK出版
西研さん(と竹田青嗣さん)は
欲望論(エロス論)というものを
展開しています。
学生時代に読んだ
すでに20年以上前の記憶なので
あいまいなのはご容赦ください(笑)
欲望論とは、人はエロス
(良きこと、美しきこと、正しきこと
楽しいこと)を求める
人生とはエロスの追求(エロスゲーム)
社会とはエロスゲームの場
ということを言っています。
ここで言うエロスは
いわゆる「エロ」ではありませんよ!(笑)
ギリシャ哲学のエロス(生へのエネルギー)です。
エロスの反対がタナトス(死への衝動)。
ついでに言うと
ロゴスが論理、パトスが情熱です。
僕がこの本から学んだのは
・自分の人生は自分が「良い」と思ったことを
追及して良いのだ
・社会は自分の欲望を妨げる場ではなく
みんなが叶えるための共通ルールを提供している場
ということです。
例えば、サッカーにしろ野球にしろ
ルールを知った上で遊ぶ方が
面白いわけです。
長期的にエロスを得るためには
他者との関係性が大切だ、
とも書いてありました。
自分の我がままを突き通すより
他者と良い関係を維持していく方が
長期的に自分がより良い人生を
送れる、ということです。
「あたり前じゃないか」
と思われる方も
いらっしゃるかもしれませんが
僕は、この本を読んで
とても救われました。
自分の好きなことを
追及していいんだ!
と、生まれて初めて思えました。
新しい概念を知ることって
とても大切だな、
自分を自由にしてくれるのだな
と、とても強く思いました。
新しい考え方や
視点を持つことが
自分をより生きやすく
してくれます。
時代はどんどん緩やかな方向に
進んで行ってます。
サラリーマンの副業禁止が
あたり前の時代が、
今後は一人でいくつもの職を
持つことが当たり前になる
時代になります。
会社に出勤するのが
当たり前の時代から
自宅や好きな場所で仕事をするのが
当たり前の時代になります。
インターネットが
まさにその今までの常識や
あたり前を、良い意味で
壊してくれます。
今まで不可能だと
思っていたことも
可能になっていきます。
あなたにとって
「好き」を追求して
良い時代になります。
では、あなたは
何を追求しますか?
運営:株式会社エリアワン
代表取締役 今泉武史