店舗から本部に行ってからの
小林さんとコンビを組んでやってた頃は
今でも本当に良い思い出です。
仕事には厳しい方でしたが
とにかく僕が納得する仕事のさせ方を
してもらえました。
通常商品部（バイヤー）と店舗運営部（ＳＶ）は
仲が悪いのですが(笑)
師弟関係だったので、
ものすごく良い関係性で
ツーカーで回っていました。
書きながら思い出しましたが
僕が入社して１～３年目くらいまでは
とにかく出店ラッシュでした。
毎月１～２店舗はリニューアルも含め
新店オープンしていました。
開店日に自分の公休日になるように
シフトを調整し、毎回顔を出し、
自主的に作業応援をしていました。
もちろん無償です(笑)
お昼とお茶くらいは出してもらえましたがｆ＾＾；
小林さんを尊敬していましたので
とにかく、一緒に仕事出来る機会を
作っていました。
雛鳥と一緒ですね(笑)
でも、そういう新入社員とかだったら
やっぱりかわいがりますよね。
僕もそういう社員がいたら
かわいがったと思います。
残念ながら、僕のところには来ませんでしたが(笑)
新入社員の頃に人事担当者のマネージャーに
「今泉は１０年に一人の逸材だよ。」
と言われたことがありました。
その時は
「へへ～ん！」
と思っていましたが
今になるとわかります。
自分の公休日を投げ打ってまで
他店のチーフにアドバイスをもらいに行ったり
新店開店の度に応援に行ったりするような社員は
居ませんでした。
一生懸命さ、と言う部分に関していうと
確かに１０年に一人出るかどうかわからないような
熱心な社員だったと思います。
僕自身、そういう公休日の過ごし方で
努力をしていたつもりはありませんでした。
そういったオープン日に仕事を手伝いに行ったり
自主的に自社や他社の他店舗見学している姿を
小林さんは見守ってくれていました。
そんなこともあって、
小林さんは、僕を本部に引っ張ったのだと
思います。
本部に行ってすぐのころに
お昼ご飯を食べながら
「俺の後を引き継ぐ人間は、
お前しかいないと思っているからな。」
と言われたことをよく覚えています。
照れくささと緊張感がありました。
しかし、そんな師弟関係も長くは続きませんでした。
ＳＶになって２年目の４月、
小林さんに呼ばれました。
「今泉、俺な、
５月以降の予定が入ってないんだよ。」
「は、はい・・・（なんだ？）」
不穏な空気が流れていました。
２８歳４月のことでした。
続く
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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