入社してわかったことがありました。
惣菜部門は「人の捨て場」と
呼ばれ、他の部門からは
バカにされていた部門だった、
ということです・・・。
他の部門で体を壊してしまったり(腰痛等)
チーフとしての能力適正が低いと判断された人が
惣菜チーフとして配属されているようでした・・・。
入社した後の8年、9年たっても
そういう雰囲気は社内にまだまだありました。
僕が新入社員第一期生でしたから
社員が育ってなくて当たり前なわけです。
若いゆえに、パートさんの扱いも下手だし
売上も低いし、利益も取れない担当者も
多くいました。
だからこそ、店舗指導の仕事を通して
何とか存在感のある部門に育て上げていきたいと
頑張っていました。
「今に見てろよ!」
という思いが、僕を支えていました。
話を戻します。
1か月間赤堀店というお店で研修をし
その後、僕の生まれ故郷である桐生市の
天神店に配属になりました。
赤堀店は全然売れないお店でした。
夕方5時以降に商品を作っても
お客様が来ないので売れない・・・。
時間に追い立てられずに商品を作ったり
陳列ができたり、
午後から夕方にかけては
座学の時間も取れたので、
「研修を行う」という意味では
良いお店だったかもしれません。
その後本配属された天神店は
開店してまだ5か月のお店でした。
天神店の惣菜部門には
チーフ(一般の会社でいうところの主任ですね)が
開店時にはいたのですが、
当時のSV(スーパーバイザー:店舗指導係)が
あまりにも厳しすぎたのと、
お店が忙しすぎて
開店2日目で居なくなってしまった
という伝説のあるお店でした(笑)
赤堀店のチーフや
天神店のパートさんたちにまず言われたのが
「小林SVは厳しいから気を付けて」
ということでした。
チーフに至っては真面目な顔で
「今ちゃん、小林(SV)さんはきついこと言うけど
カチンとなって、言い返したりしないように
気を付けてな!」
と念押しされました(笑)
実際会ってみると・・・
みんなが言っていた通り
すごく厳しい人でしたf^^;
天神店に配属された2週間は
毎日小林SVの元でミッチリ仕事をおぼえました。
毎日毎日相当怒鳴られました。
「何やってんだ、おめーは!
まったくバカだなー!」
なんてのは日常茶飯事でした。
さすがに物が飛んでくることはなかったですが
カチンと来ることを言われました。
でも、仕事がまだまだできないから
言われても仕方がない、と
歯を食いしばり仕事に打ち込みました。
この人に
「今泉やるな~」
と言わせてやる!
と思っていました。
数か月の後でしたが、
認められ始めました。
でも、それは新入社員当時から
4年以上経過した後にわかったのですが
天神店の星野店長と水産部門のチーフ(この人も小林さん!)の
おかげでもありました。
店長と水産小林チーフが
時々小林SVに電話をかけてくれていたようでした。
「今泉は今こんなことを頑張っていますよ。
部門の数値はこんな感じです。」
とか
「今こんなことで悩んでいるようです。」
と陰ながら温かい目で見守ってくれ
応援してくれていました。
本当にありがたいことですね・・・。
感謝の思いしかありません。
あのお店が、
あの会社が、
周りの人たちが
僕を育ててくれました。
フレッセイに入社できてよかったです。
今でも本当に感謝の気持ちでいっぱいです。
とても厳しい小林SVでしたが
生涯において、
仕事の師匠と呼べる人となりました。
・数字を共通言語にしろ
・誰よりも上手に、誰よりも早く仕事をしろ
・人が嫌がる仕事こそ率先して行え
・なんでもいいから一番になれ
・人の金で商売をさせてもらえることを喜べ
・まずは挨拶とやる気を見せろ
等々、お昼ご飯を食べながら、
仕事を教えてもらいながら、
怒られながら(笑)
さまざまなシーンでミッチリと
教育をしていただきました。
今の自分にも生き続けています。
毎日怒鳴られっぱなし、
へこみっぱなし、
でも挑戦意欲旺盛な新入社員時代でした。
続く。
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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