学習塾にするか？
スーパーにするか？
で迷っていた僕は、
とりあえず両社ともエントリーをしました。
進めていくうちに結論を出そう、と。
結果的にはスーパーを選びました。
「塾の先生からスーパーに転職は難しいけど
スーパーの店員から塾の先生へは転職は
できるんじゃないかな？」
そんな程度の浅い認識です(笑)
この後の人生でその甘さを痛感することになるのですが
２２歳の僕は、まだそんなことを感じてもいませんでした。
５月、６月と面接を順調に済ませ
今まで自分が何に悩んでいたのか？
どうしてスーパーが面白いと思ったのか？
を面接官に話をしました。
「今泉君、おもしろいね～」
なんて言われ、調子づいていました(笑)
当時水泳部の部長をしていたことを目ざとく見つけた
採用担当の方から、もっとその話もアピールするように、
というアドバイスもいただきました。
「そうか、僕はスーパーで働くんだ！」
世の中とつながる仕事に就職できそうなことに
喜びとやる気を感じていました。
近所のスーパーを見に行きまくりました。
当時ちょうど、伊丹十三の「スーパーの女」
が劇場公開されていました。
もちろんすぐに見に行きました。
一つのことがきまると
のめりこむ性質なのですが
それも、その後の面接に幸いしたようです。
６月末に地元スーパーの「フレッセイ」の
内定をいただくことができました。
就職活動を始め、
わずか１カ月で、職場を見つけました。
年間休日が何日あるか？
とか
キャリアパスはどうか？
とか
年収がいくらなのか？
ということは全く気にせず
自分が世の中と繋がっていたい、
という気持ちだけで会社をきました。
これは入社してからわかりましたが
他の小売業と比べると
「優しい」会社でした。
首切りは有りませんでしたし
社員同士も比較的仲良く
雰囲気の良い会社だったと思います。
早々に内定を取り
やる気に満ち溢れていた
２２歳６月でした。
続く
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株式会社 エリアワン
代表取締役 今泉 武史
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