おはようございます。
今日は息子が泣かないで幼稚園にいけたそうです。
昨日は大泣きだったようですが、今日は無事に幼稚園バスに乗れました。
小さなことですが、子どもの成長はうれしいものです。
■ 不況下で売れている企業について
昨年秋から「100年に一度の不況」とか「世界恐慌再来」などと言われています。
あまり実感もないのですが、「不況」と言われると、
財布の紐が堅くなるのは確かです。
どんな景気の良いときでもつぶれる会社は必ずあります。
逆に、不景気を逆手にとって業績を伸ばしている企業もあります。
よくTVなどでも出てきていますが
・餃子の王将
・日高屋
・マクドナルド
・任天堂
・コンビニエンスストア
・家電量販店
・ユニクロ
(順番は、私が思い出した順です)
などでしょうか。
私見ではありますが、
それぞれ業績を伸ばしている理由を考察してみたいと思います。
・餃子の王将 ・・・ 安さ、餃子の専門店、店舗によるメニューのバリエーションの広さ
・日高屋 ・・・ 安さ、商品展開アイテムのバリエーション
・マクドナルド ・・・ 話題作りと販促のうまさ(ダブルクウォーターパウンダー、WBC)
・任天堂 ・・・ Wii、DSのコンテンツ作り (脳、身体を動かす、家族で楽しむ)
・コンビニ ・・・ 宅配事業などの新たな高付加価値サービスの展開開始、品揃えの変化スピーディー
・家電量販店 ・・・ ディスカウント、専門性、品揃えの豊富さ
・ユニクロ ・・・ ヒートテックのヒット
この景気なのでどうしても価格が安いものの方が受け入れられがちです。
価格を語るときには「価値」も同時に考えなければなりません。
「価格が安い」と感じるのは、「提供している価値に対して」という接頭語が
ついています。
同一商品を扱っている小売業になってしまうと単に値引率の競争になってしまいますが、
飲食店などある程度オリジナリティーのある商品を扱っているときは、
他店との比較は、あまり意味を成しません。
それぞれの企業が価格だけでないポイントで戦っています。
今までの「勝ち組」と言われた戦略だけでは事業が成り立たなくなってしまっています。
例えば、餃子の王将が行っていることは、商品の店舗格差をあえて作るということを
行っています。
これは、チェーン展開している企業の全く逆のことを行っているわけです。
マクドナルドは、企画を上手に作り、来店動機を作り出しています。
それをPRをうまく使ってマスコミにニュースとして取り上げてもらうことも
行っています。
PRの上手さはイトーヨーカドーなどもそうです。
家電量販店やユニクロなどが
多くのお客様に支持されている理由のひとつとして
専門特化と、品揃えの豊富さがあると思います。
例えば、TVひとつとってみても、サイズ・メーカー・枠の色・プラズマか液晶か
などど豊富な(品揃えの奥行き)選択肢が消費者にはあります。
その商品を実際に店舗で見るためには、全ての商品を品揃えしていないと
消費者の欲求はかないません。
なので、専門特化した売り場の拡大に伴い店舗面積も広く大型店化していきます。
同じ小売業のスーパーマーケットと百貨店は、品揃えの幅は広いけど、奥行きがありません。
つまり、沢山の種類はあるけど、ここの分類では、品揃えが少ない、と消費者は感じるのです。
小売業の業績の良い企業、悪い起業の現象面はこのような点ですが、
そこから消費者心理を推し量ることは出来ます。
■ 売上低迷期はチャンス
売上が低迷している時というのは、自社の商品やサービスを点検・見直しをする
最大のチャンスだと思います。
大抵、多くの企業は売れているときは何もしていません。
売上が不審になると、ついついライバル企業の行動に踊らされて
コロコロと戦術を変えてしまいがちです。
商品・サービスを見直す良いチャンスと捉え、
売上を伸ばしている企業のエッセンスを取り入れていきたいものです。
今泉武史